【PHP入門 #03】if文で条件によって表示を切り替えよう!

6/24/2025

著者: yasuzaki

カテゴリ: PHP

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今回のテーマ

前回は「変数」を使って文字列を表示しましたね。今回はいよいよ、**条件分岐(if文)**を使って、状況によって表示を変える処理を作ってみます。

Web制作の現場では「ログインしているかどうか」「入力内容が空かどうか」など、条件に応じて内容を出し分けることがよくあります。その第一歩をここで押さえておきましょう!


if文ってなに?

if 文は、「もし◯◯だったら、〜する」という分岐のための構文です。

基本の形はこんな感じ:

if (条件式) {
  // 条件が true(真)だったときの処理
}

また、else を使えば「そうでなかった場合」の処理も書けます。

if (条件式) {
  // 条件が true の場合
} else {
  // 条件が false の場合
}

実例:時間帯によってあいさつを変える

では、実際のコードを見てみましょう。

<?php
  $hour = 10; // 時間(例:10時)

  if ($hour < 12) {
    $message = "おはようございます!";
  } else {
    $message = "こんにちは!";
  }
?>

<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <title>条件分岐の例</title>
  </head>
  <body>
    <h1><?php echo $message; ?></h1>
  </body>
</html>

ここでは、変数 $hour の値に応じて $message の中身を変えています。10未満なら「おはようございます」、それ以外は「こんにちは」と表示されます。


ポイント解説

  • if ($hour < 12) は「$hour が 12 より小さいとき」という条件
  • $message に代入される文字列が条件によって切り替わる
  • echo で最終的にそのメッセージを出力

こうすることで、1つのHTMLページでも状況に応じた表示が可能になるわけです!


よくあるつまずきポイント

  • === の混同(= は代入、== は比較)
  • 条件式のカッコ () を忘れる
  • {} のブロックを省略して複雑になる(特に入れ子のときは注意)

補足:if〜elseif〜else の使い方

条件が2つ以上ある場合は、elseif を使って分岐を増やせます:

if ($hour < 12) {
  $message = "おはよう";
} elseif ($hour < 18) {
  $message = "こんにちは";
} else {
  $message = "こんばんは";
}

このようにして、より細かく条件を分けられます。


まとめ

  • if 文を使えば、条件によって処理を分けることができる
  • 実用例として「時間帯に応じたメッセージ表示」などがある
  • elseelseif も覚えておくと、応用の幅が広がる

次回予告

次回は、**ループ処理(繰り返し)**に進みます! 「同じ構文を何度も書かなくていい」便利さをぜひ体感してください。